3 体外光化学療法(Photopheresis)
光化学療法は,まず血中の白血球を取り出し,その白血球に8 -メトキシソラレン(8-SOP)を加えて,紫外線Aを当てて白血球内の8-SOPが活性化させた後,不
活性化した白血球を体内に戻す方法である.体外で紫外線を当てるので副作用は少ないが,難治性の拒絶反応での有効例も報告されている687).しかし,機序は解明されておらず,活性化したリンパ球がアポトーシスに陥るとか688),制御Tリンパ球が誘導されるとか報告されている689).
小児期心疾患における薬物療法ガイドライン
Guidelines for Drug Therapy in Pediatric Patients with Cardiovascular Diseases ( JCS2012)