2 臨床症状
頭蓋内圧亢進に伴う嘔吐・嘔気,頭痛,視覚異常,片麻痺,鼻出血,心不全,呼吸器症状,疲労,意識障害などがあげられる.
緊急症では,脳症やけいれん,視覚異常,脳梗塞・出血,心不全などの臓器障害をきたし,速やかな介入を要するのに対して,切迫症では嘔気・嘔吐などの症状を呈する程度である.この場合は,数時間かけて血圧のコントロールを目指す370)-372).
小児期心疾患における薬物療法ガイドライン
Guidelines for Drug Therapy in Pediatric Patients with Cardiovascular Diseases ( JCS2012)