1 治療
①血行動態が不安定な場合
血行動態が破綻している場合には,電気的除細動が優先される.(クラスIIa レベルC)
②血行動態が安定している場合
レートコントロール:房室結節を抑制する薬物(β遮断薬・ジゴキシン・ベラパミル・ジルチアゼム)を投与する.(クラスIIa レベルC)
リズムコントロール:第一選択としては心房筋の不応期延長を目的に中等度以上のK チャネル遮断作用を持つ薬物を選択する.静注薬ではプロカインアミド・ニフ
ェカラント,経口薬ではプロカインアミド・ベプリジル・ソタロールなどである.第二選択は峡部緩徐伝導の抑制を目的とし解離速度の遅いNa チャネル遮断薬を用い
る.(クラスIIb レベルC)
小児期心疾患における薬物療法ガイドライン
Guidelines for Drug Therapy in Pediatric Patients with Cardiovascular Diseases ( JCS2012)