1 疫学
最新の第21回川崎病全国調査成績(2009年~ 2010年)198)では, 患者数2009年10,975人,2010年12,755人のあわせて23,337人であり,2 年間平均の罹患率は0~ 4 歳人口10万対222.9(男247.6,女196.9)であった.患者数の性比(男/女)は1.32,罹患率の性比は1.26で男の方が多かった.同胞例ありの割合は1.5%(男1.5%,女1.7%),再発例の割合は3.5%(男3.9%,女3.1%),死亡例は2年間で1 人(女1人)報告され,致命率は0.004%であった.発病後1か月以内に出現した急性期心障害の割合は9.3%(男11.0%,女7.1%),後遺症の割合は3.0%(男3.6%,女2.1%)であった.
小児期心疾患における薬物療法ガイドライン
Guidelines for Drug Therapy in Pediatric Patients with Cardiovascular Diseases ( JCS2012)